ばかばかしいんだけど、面白い要素がいっぱい詰まっている作品。少し下品なジョークがありますが、なんかアホらしくて笑えます。観終わった後、「あ~面白かった!」と思える映画。
原作はDr.スースの児童文学「CAT IN THE HAT」。児童文学の実写化ということであまり期待していない方が多いと思いますが、その期待をいい意味で裏切ってくれる作品です。
.スース

アメリカの絵本作家や児童文学を描いている。幻想的で奇妙奇天烈なキャラクターデザインや奇抜な色遣いで表現している。文章は韻の踏み方から生れる独特なリズムが、彼の作品の大きな特徴。
有名作品は「CAT IN THE HAT」「グリンチ」など。
ストーリー
ママは仕事にでかけて、兄のコンラッドと妹のサリーはおうちでお留守番。そこにやってきたのが、何でも出てくる不思議なシルクハットを被っているネコ。2人はすっかり夢中になってネコと一緒に遊んでいるうちに、気が付けばママがかえってくる時間に。ところが部屋はすっかり散らかってる!さぁ、どうしよう?!
みどころ
個性的なキャラクター
喋るネコに、喋る金魚。小さい子供にムキになる大人に、訳のわからない猿のような生物。キャラは渋滞しているがその個性がとても面白い。モノ1号とモノ2号ってなんだ!って興味をそそられるキャラクターがたくさんいます。

キャットのアイデア
本編の主役だが、本当に児童文学が元なのか?と思ってしまうほど内容は支離滅裂。だけどそこが面白い!大人も思わず笑ってしまうほど。車にハンドル三つ付けたり、両手で持たないと書けないペンを用意したり、そのアイデアが魅力に感じました。
登場人物
キャット

不思議なシルクハットを被ったネコ。帽子が無ければただのネコ。
コンラッド

ジョーンの息子。いたずら好きのわがまま。家を汚すのが得意。
サリー

コンラッドの妹。一見いい子に見えるが実は腹黒い。
ラリー

ジョーンの恋人。隣に住んでおり有能な営業マンを装っている。
まとめ
4億5000万部という、驚異的数字の絵本作家、Dr.スースの作品の実写化。児童文学的に観ないで、変に考えず一つの作品としてみるととても楽しめると思います。筆者はこんなネコいたらいいなぁと思ってしまいました。リズミカルな言葉とユーモラスな映像はぐいぐい惹きこまれてしまうこと間違いなし。
ぜひご覧になってみてください。
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